32Pスロット拡張基板の第4作目です(これで最後に)
FM-7の背面の50P拡張コネクタを利用して本体には2個しかない32Pスロットの拡張を試みてきましたが、途中での設計変更やコネクタのフットプリントの作成ミスなどがあり、何回も作り直してきましたが、ようやくこれで終わりになりそうです。
製作したのは下画像の2枚です。
製作した基板 |
下が50Pと32Pを変換するベース基板で、32Pスロットには出ているのに50P拡張コネクタにはない2.45MHzのクロック信号の生成回路のパターンが用意してありますが、このクロックを必要とするのはRS232Cカードのみですので、今のところ実装していません。また、上部の50Pコネクタは私の常用機であるFM77AV40SXのコネクタと同じピン配置で、ここに自作のROM/RAMディスクカードを接続する予定です。このために2枚構成となっています。
ベース基板 |
基板を装着した様子 |
バッファを付けていないので、実際に何枚のカードを装着できるかは不明ですが、今のところ本体側にFDCカード、拡張基板側にFT245カード、512KB RAMディスクカードの計3枚のカードを装着して正常に動作しています。
なお、蛇足ですが、カードを1枚だけ増やしたい場合には、下画像のような50Pコネクタと32Pコネクタ(メス)を単純に信号線を合わせて結線したものでも間に合います。
カード1枚ならこれでもOK |
これは画像の上にあるような短いケーブルのついた50Pコネクタと手元にあった40Pのケーブル配線用のメスコネクタを、余分な8ピン分を削って32Pにして結線したものです。(32Pのコネクタは入手が困難ですが、この40Pのケーブル配線用のメスコネクタFCN-361J040は制御用装置で使用されていますので今でも入手できます。)
以上、32Pスロットの拡張の試みの報告でした。