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2024年7月12日金曜日

FM77AV40用増設RAMカードの製作(その4)

 768KB容量のFM77AV40用増設RAMカードを製作してみました

【2024年9月14日訂正】下記のリンク先が間違っていましたので訂正しました。

 今までにFM77AV40用増設RAMカードとして、(1)512KBのSRAMを1個使用したもの、(2)512KBのSRAMを2個使用したもの、(3)(2)の上位256KBを無効にできるスイッチを追加したものという3種を製作してきました。

(1)https://flexonsbd.blogspot.com/2022/10/fm772040512kbram.html

(2)https://flexonsbd.blogspot.com/2023/07/fm77av401024kbram.html

(3)https://flexonsbd.blogspot.com/2024/03/fm-777rs232cft2451024kbram.html

 FM77AV40の拡張メモリ容量は最大768KBですので、512KBのSRAMを2個使用すると最上位の256KBの扱いが気になります。ただ無視されるだけならそれで良いとはいうものの、それでも勿体ないという気持ちも多少残ります。

 使用していて特に不都合はないので、それで良しとすればそれだけのことなのですが、気持ち的にすっきりしないので、いっそのこと128KBのSRAMを2個使用して、512KB+128KB+128KBで768KBの拡張RAMカードを作ってみることにしました。(秋月電子で128KBのSRAMが安かったというのもありますが、ちょっとやりすぎではありますね、、、)


製作したカードがこれです。SOPチップのハンダ付けにもだいぶ慣れてきたようです。なお、富士通の48ピンコネクタは現在ほとんど入手不可能です。ここでは知人が32ピンのコネクタ2個からニコイチで作成されたものをいただいて使用していますが、全く不都合はなく使用できています。表面にスモークのシートを貼っていただいているので、見かけも全く違和感がありません。


768KB拡張RAMカード

回路図を示します。

768KB拡張RAMカード

アドレスデコードについては前回同様GALを使用しましたが、そのプログラムを下記に示します。


GALのプログラム

OS-9LevelIIのmfreeコマンドで容量を確認しました。最上位の8KBが削られているのは今までのRAMカードと同様です。


容量を確認

これでFM77AV40の拡張RAMカードについては最終形にできそうです。


2023年11月17日金曜日

PC-G850V用USB-シリアルケーブルの作成

 以前作成してあったPC-G850V用のUSB-シリアルケーブルを新たに作り直しました

いつも興味深い記事が連載されているskyriverさんのブログ「PICマイコンは面白い」で、以前、PC-G850Vを入手されたという記事を読み、そういえば昔、同僚が面白いと言っていたポケコンだなと思い出し、私も入手してみました。同時に、skyriverさんが作られたUSB-シリアルケーブルを見習って同様なケーブルを作って使用してきました。

それがこれです。


以前作成したケーブル


そのアダプタ部

74HC00をインバータとして使用して、TxD,RxD,RTS,CTSを反転してUSB-TTL変換ケーブルに接続しているだけです。

機能的にはこれで十分でしたので、skyriverさんの実践をそのまま後追いする形で楽しく遊んできましたが、流石にCP/Mを走らせるまではやってみるつもりはありませんでした。


ところが、skyriverさんが開発されたCP/Mも実行できる増設メモリボード(EborsyEEP)を見て、そのコンパクトさと実用性に感心してしまいBOOTHで購入させていただきました。
見つけたコネクタ
さらに純正の電源も入手したので、これで本格的に遊べると思っていたところに、偶然PC-G850のシリアル端子用のコネクタを入手することができました。(右画像)
これでしたら、ピンの両側にガイドが付いているので安定感があります。

ということで、これを使用してUSB-シリアルケーブルを作成しようと考えてネットで参考資料を探していたところ、「ポケコン用USB通信ケーブルを作ろう」というサイトに、変換ケーブルがFTDI社のチップを使用していればFT_PROGというユーティリティを用いてピンの極性を反転させることができると書かれてありました。

私のケーブルは以前紹介しましたように、格安で入手したものですので、FTDI社の純正チップではないだろうと思ったのですが、試してみたところFT_PROGで認識できて、無事に書き換えることができました。

書き換えたケーブルを用いることで、アダプタの機能としては単なるケーブルの6ピンとPC-G850Vの11ピンとの間を接続するだけで良いことになります。

作成したアダプタです。
裏面画像で分かりますように、単なるピン間を接続しているだけです。


アダプタ表面・裏面


FT_PROGで書き換えたケーブルと組み合わせます。


新USB-シリアルケーブル


最後に動作画面を載せておきます。
右端のシステムバスに装着してあるのが増設メモリボード(EborsyEEP)です。
CP/Mをセット済みですので、増設メモリを装着して電源を入れれば、モニタに移ってG100でCP/Mが起動します。

動作画面

最後に
貴重な情報や資料を公開してくださったskyriverさん他の方々に感謝いたします。



2023年7月16日日曜日

FM77AV40用1024KB増設RAMカードの製作

 FM77AV40用512KB増設RAMカードの容量を760KBに増加させました

2022年10月21日に「FM77AV40用512KB増設RAMカードの製作」を紹介しました。製作した基板のサイズは純正の256KB増設メモリカードよりはるかに小さなものでしたが、それでもまだ基板に余裕がありましたので、512KBメモリをもうひとつ載せられそうです。ということで、容量を倍増させたカードを製作してみることにしました。

これが製作した1024KB増設RAMカードです。(実際に増加する容量は760KBです。)

512KBメモリはSOP型のHM628512を自作変換基板にセットしたものを使用しています。


1024KB増設RAM


回路図を下に示します。

最初は通常のTTL-ICで試作しましたが、未使用のゲートが多く、あまりにも無駄が多いのでどうしようかと思っていたところに、知人からこういう時にはGALを使ったら良いかもとのアドバイスを受けて、GALに変更することにしました。


最初に試作した回路

Latticeの16V8Bを使用しましたが、3個のTTL-ICを1個のGALで置き換えることができました。


GALに変更

GALのプログラムにはMicrochip社のWINCUPLを用いました。

GALを使用するのは初めてだったのですが、実際に使用してみて、この程度のロジックをGALのプログラムに置き換えるのは、初心者でもそう難しいことではないと感じました。

参考までに、今回の置き換えの部分を示しますが、あとはそれぞれの入出力信号を16V8Bのピンに割り当てればOKです。

/* EQUATIONS */

CS1 = !(A18 & A19) ;

CS2 = !(A18 $ A19) ;

WE  = !(!RW & E) ;

OE  = !(RW & E) ;


製作した結果は

前回と同様、OS-9 Level2でフリーメモリを確認しました。

その結果が下記ですが、760KB増えています。


フリーメモリ確認


512KBのメモリを2個搭載しているので1024KBの容量なのですが、拡張メモリの範囲は$40000~$FFFFFの768KBですので、これだけ増加するはずですが、実際には$40000~$FDFFFの760KBの増加になっています。OS-9の場合は、最上位の$FE000~$FFFFFの$2000バイト(8Kバイト)は使用不可のようです。

この位のRAM容量があれば、一部をRAMディスクに充てることもできそうです。

以上、512KBの増設RAMの容量をさらに増やしてみたという報告でした。

現在48ピンのコネクタの入手は困難ですが、コネクタさえ入手できれば回路は簡単ですし512KBのSRAMも入手は容易ですので製作そのものは容易です。


2022年10月21日金曜日

FM77AV40用512KB増設RAMカードの製作

FM77AV20/40用の512KB増設RAMカードを製作しました

【2022年10月23日 訂正】FM77AV20/EXには40Pコネクタしかないというご指摘を受けましたので、対応機種をAV40/EX/SX用に訂正させていただきます。タイトルも変更しました。ご指摘ありがとうございました。

入手困難であった富士通の48ピンコネクタが入手できましたので、以前から作ってみたかったFM7720/40用の512KB増設RAMカードを製作してみました。

製作したSRAMカードを示します。


製作した512KB SRAMカード


回路図を示します。


回路図

実は、あまり良くない個所が一個所あります。SRAMのWE端子にRW信号を接続していますが、74HC00のWE出力信号を接続するつもりでしたが、うっかり間違えました。でも、OE信号にE信号を入れているので、動作に不具合はないのではと思ってそのままにしてあります。

512KBのSRAMの他にはTTL-ICがわずか2個で済みましたので、90x60mmというコンパクトなものになりました。


純正RAMカードと比べてみた


詳細な動作チェックはこれからですが、とりあえずOS-9 Level2のmfreeコマンドで確認してみました。

確かに512KB容量が確保されています。


製作したRAMカードの場合


純正のRAMカードの場合は容量が256KBです。


純正RAMカードの場合


まだ詳細なメモリテストを済ませていませんが、一応、動作しているように見えますので、
512KBのSRAMと48ピンのコネクタが入手できれば、割と簡単にメモリの増設ができるという紹介でした。