GOTEKのディスプレイとロータリーエンコーダを本体の外にも増設しました
この状態で2年近く使用してきましたが、流石に不便なので思い切って改善することにしました。
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| 右上が増設したケーブル |
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| ケースに格納した状態 |
増設した外部コントローラです。
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| 右上が増設したケーブル |
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| ケースに格納した状態 |
私にとってのGOTEKの第1号ですが、以前紹介しました(https://flexonsbd.blogspot.com/2020/08/fm-777gotek.htmlとhttps://flexonsbd.blogspot.com/2021/05/fm-777gotek.html)ようにPC用のフロッピィドライブケースに、フロッピィドライブとともに収めて使用していました。しかしある時に突然電源が故障して5Vのはずが8Vになってしまい、フロッピィドライブの方は無事だったのですが、GOTEKに刺してあったUSBメモリは破損し、GOTEK本体も動作がおかしくなってしまいました。
そのためしばらく使用を中止していたのですが、不思議なことに電源を交換して試してみたら正常に動作しているようにみえました。ということで、しばらく使用していたのですが、やはりダメージを受けていたようで、読み出しはできるのですが書き込みができません。
やはり故障品として処分するしかないかと思ったのですが、考えてみるとメインのマイコンのSTM32F105は5Vを降圧した3.3Vで動作しているはずなので、5Vが8Vになっても大した影響はないはずです。だとすると、ダメージを受けそうなのは残るゲートIC(74HC04D)だけです。試しに電源をつないで74HC04Dの端子電圧を測定してみると、ゲートのINが3.25VでOUTが4.04Vだったりして明らかに異常です。
ということで74HC04D(SOICタイプ)を入手して交換することにしました。
これが交換前の状態です。最近のものとは多分異なっています。SFRC922Dという刻印があり、使用されているマイコンはSTM32F105でした。
| 交換前 |
交換すべきICはこれです。SOICタイプの74HC04Dです。
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| 該当のIC(74HC04D) |
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| ICを除去 |
フラックスを塗ってはんだ付けしました。SOPタイプよりも小さいのですが、それほど大変な作業ではありませんでした。
| 交換後 |
FM-7に載せた自作のFDCカードにFDDとともに接続して動作テストをしました。
GOTEKで起動しておいて、まずFDを初期化してからVOLCOPYでGOTEK中のシステムをFDにコピーしました。次にFDからGOTEK中に用意したブランクファイルにVOLCOPYで書き戻してみました。その結果、どちらのVOLCOPYも正常に行えて、書き戻したファイルからも正常に起動しました。以上より、GOTEKは正常に動作していると思われます。
| チェック中 |
私のようにGOTEKを故障させた方はまずおられないとは思いますが、電源不良によるTTL IC破損による故障の場合は100円程度のICを交換することで修理可能だという一例のつもりで紹介しました。
今までは、ドライブ0がGOTEK、1がFDDという形で使用してきました。ほとんどの場合はこれで問題はないのですが、時にはFDから起動したい場合もあります。しかし、ドライブ0がGOTEKだと、ドライブ1にFDを入れてもFDからは起動してくれないのです。
しかたなくドライブ0をFDに戻してみたのですが、GOTEKが使えないと結構不便です。ということで、GOTEKを再度追加することにしたのですが、以前、FM-7用のGOTEKを設置した際にはGOTEKとFDDのドライブ番号を互いに入れ替えることができるようにしたので(ドライブナンバー切替用ケーブルの製作(2021.02.02))、SXについてもドライブ番号を切り替えられるようにケーブルを作成することにしました。
最も簡単な形は、ドライブ1はそのままで、ドライブ0のFDDとGOTEKの番号を0と2に切り替える形式でしたので、そのような機能を持つケーブルを製作しました。
下の画像が製作したケーブルと追加したGOTEKです。GOTEKは98用のFDD用のケースを流用しており、パネルについていた2HD/2DD切り替え用のスイッチをそのままFDDとGOTEKの切り替えスイッチとして使用しています。
| 製作したケーブルとGOTEK |
製作したケーブルの接続図を示します。FM-7用の場合とほとんど同じです。
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| ケーブル結線図 |
| 装着の様子 |
| 動作中 |
以上で、通常はGOTEKから起動して運用し、必要な場合は切り替えてFDから起動することができるようになりました。また、FD同士のコピーも楽になりました。
今までにFM-7, FM77AV, FM77AV40SXにGOTEKを装着してきました。そのうちのFM-7用はPC用の外付けFDDのケースと電源を利用して、GOTEKと2DDのFDDを装着して使用していました。ところが、その電源が不調で5Vのはずが8Vも出力されることがあり、そのためにUSBメモリが破損してしまい、さらにGOTEKも不調になったような気配を感じたので、新たにGOTEKを2台追加購入してみました。
今まではFM77に合うようにと黒色を購入していたのですが、今回はグレーにしてみました。購入時にチェックした点は、7セグが3桁であることと背部のピンヘッダの穴が9ピンであることの2点です。今回で8台目の購入となり、最初はAmazonで購入していましたが、今は選択の幅の広いebayで購入しています。(どちらにしろ中国から送られてきますので...)
以前よりも短い期間で送られてきたのは良いのですが、7セグをOLED液晶ディスプレイに交換し、ロータリーエンコーダを追加するためにケースを開けて基板を見てびっくりしました。何と、ロータリーエンコーダの接続ピンがないのです。さらにCPUが変更されており、パターンも細かいところで異なっています。(下図画像参照)
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| 左:旧基板、右:新基板 |
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| 新基板の結線図 |
| 新基板の完成した状態 |
| 使用したロータリーエンコーダとOLED液晶ディスプレイ |
私が使用している3台の8ビットパソコンはドライブ0を全てGOTEKに変更してあり、便利に使用できているのですが、時にはフロッピィから起動したい場合もあります。
常用しているFM77AV40SXはどのドライブからでも起動できるので良いのですが、残りの2台(FM77AV1,FM-7)にはそういう機能はありません。
FM-7用のFDDはPC-98用のケースに収めており、前面パネルにあったスイッチをドライブNo切替用に利用できましたが、そのためにGOTEKやPC用FDDからケーブルを引き出す必要がありました。(GOTEKには直接ハンダ付けをしました)
| FM-7用FDD |
しかし、FM77AV1の2Dドライブは基板上のスライドスイッチでドライブNoを切り替えるようになっており、ケーブルを引き出すのは容易ではありません。
そこで、ドライブ本体はそのままで、接続しているフラットケーブルを加工し、切替スイッチを追加することでドライブNoを変更できるようにしました。
下図がフラットケーブルの結線図です。
前提として、GOTEKがDRV0に、PC用FDDがDRV1に設定してありますので、GOTEKにはピン10にFDCからの10番か12番が、PC用FDDにはピン12に10番か12番が接続されることになります。(PC用FDDのピン10はN.C.ですので、結線されていてもいなくても無関係です。)
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| ケーブル結線図 |
実際のフラットケーブルとスイッチです。
有り合わせのものを利用したので、実際に装着してみたら長すぎました。。。
画像左側にFDCへのコネクタがあります。スイッチの下のコネクタがDRV0 用、右端のコネクタがDRV1 用です。
| 加工したフラットケーブル |
| その加工部のアップ |
FM77AV1に装着した様子です。プッシュボタンはGOTEKの上に接着剤で固定しました。
プッシュボタンを押し込むとDRV0:GOTEK,DRV1:PC用FDDに設定され、ボタンを戻すとその逆になります。
| FM77AV1に装着した様子 |
これで、ごくまれにあるフロッピィから起動させたい場合でも、77AVを分解しなくてもよくなりました。
8月9日のブログ「FM-7/77にGOTEKを接続する」でFM-7/77でGOTEKが使えるという紹介をしましたが、実際にGOTEKを使用する場合の最大の障壁は、如何にして手持ちのフロッピーディスクの内容をWindowsPCに取り込むかだと思います。
〇標準的な方法
下図の左の方法で、3.5インチ又は5インチのFDDを装着したWindowsPCを用意し、Nditt.exeでフロッピーディスクを読み込んで.D88(.D77)イメージファイルに変換するというものです。
実際、私もこのためだけに3.5インチと5インチFDD付きの古いWindowsXPパソコンを保管しています。しかし、これは如何にも面倒です。
そこで、FDDのないWindowsPCでも可能な方法を紹介します。
下図の右のように、FM-7上でフロッピーディスクの全セクタを読み出してWindowsPCに転送し、作成された.DSKファイルを.D77形式に変換するというものです。
・転送ソフト SNDIMG:
FM-7上で動作するF-BASICのソフトで、フロッピーディスクの全セクタを読み込み、バイナリのままでWindowsPCに送信します。
ドライブは0を設定してありますので、他ドライブの場合は直接プログラムを修正します。
・受信ソフト rcvfdimg.exe:
WindowsPC上で動作するコンソールソフトで、受信したセクタデータをTrack0,Sector1からTrack39,Sector32までそのまま順に並べた.DSK形式のファイルを作成します。
Usage:rcvfdimg [p=n] [b=nnnn] [filename](全て省略可)
(省略時:p(ポート)は4、b(ボーレート)は4800baud、filenameはFDIMG.DSK)
・.DSKファイル変換ソフト FbDsktoD77.exe:
WindowsPC上で動作するコンソールソフトで、.DSK形式のF-BASICファイルを.D88形式に変換します。私が普段Windows上の仮想ディスクで使用するファイルを作成するために使用しているものなので、ファイルの拡張子が.D77にしてありますが、それを.D88にリネームします。また、デフォルトでは640KBのファイル用なのでオプションとして39を付けて変換する必要があります。(ファイル名のみで起動するとUsageが表示されます。)
Usage:FbDsktoD77 filename 39 (ファイル名の拡張子は不要)
使用感など
最近はFDDがついていないPCが普通になってしまったようで、結構困ることがありますので、この方法もありかと思います。
ただ、速度的にはかなり遅くて2Dディスクの320KBで30分余りかかります。。。
ディスクの読み込みが遅い上にBASICでのRS232C通信ですのでさらに遅くなるのは当然ですが、FM-7(と普通のWindowsPC)でイメージファイルが作成できるのはメリットではないでしょうか。
GOTEKを使おうと考えるということは、当然、FM-7にはフロッピードライブが装着されていると思いますので、あとはWindowsPCとの通信手段としてのRS232Cカードなどがあれば良いわけです。
RS232Cカードの自作もそれ程大変ではないと思いますし、他にも「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんが製作されたFT245RL使用の高速転送カードを使用できればもっと速くなると思います。また、以前ブログで紹介したArduinoMega2560を使用したカードを使うという手もあるかと思いますが、まだ試していません。
使用したソフト(SNDIMG,rcvfdimg.exeソース付き,FbDsktoD77.exe)をOneDriveに上げておきます。rcvfdimg.exeは以前のブログ「ASSIST09に追加したLoad, Saveコマンドを改良しました」で紹介したslwinr.exeを手直しして作成しましたが、ソースもつけておきましたので改良して使っていただければと。
蛇足になりますが、F-BASICのソフト SNDIMG だけは何とかしてFM-7に読み込む必要がありますが、40行足らずですので直接打ち込んだ方が早いと思います。