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2023年10月22日日曜日

FM77AV20/40用のFM77-732互換カードの製作

FM77AV20/40用の拡張ドライブ用のアダプターFM77-732の互換カードを製作しました 

FM77AV20/40には2台の2DDドライブが装備されていますが、時には2Dドライブ(5インチや3.5インチ)を増設したい時があります。

普通のドライブ増設の手段としては現在のドライブが接続されているケーブルにさらにドライブを接続する方法があります。FDC(フロッピィディスクコントローラ)として通常使用されているMB8877AやMB8866はドライブが4台まで接続できるので、この方法で増設できそうなのですが、実際に試みてみるとうまくいきません。2D、2DDドライブのどちらも正常に動作しないのです。

正規の方法としては、拡張ドライブ接続用の専用のアダプターFM77-732を使用することになっていますが、現在入手するのは困難です。

ということで手持ちのFM77AV40SXにドライブを増設することはあきらめていたのですが、最近、知人がSXを入手されたところ、それにFM77-732が取り付けられていました。

これが純正のFM77-732カードです。


オリジナルのFM77-732カード


早速そのFM77-732をお借りして調べてみました。

使用されているICは74HC04(2個), 74HC05, 74LS14, MB463(3個)の計7個のコンパクトなカードでしたが、ネット検索してもMB463の規格が分かりません。

基板のパターンは単純な二層基板なので、目視と導通テスターで調べて回路図を起こしてみました。ここに回路図を載せるのは差し障りがあるかもしれませんので掲載しませんが、基本的には単なるバッファ回路でした。

ただし、HeadLoadとStepPulseという2信号のみはフラットケーブル(つまり内蔵のドライブへの信号)からではなく、別途メインボードの5ピンソケットから取っています。内蔵ドライブへの信号は2DD用ですので、それとは別にメインボード上で2D用の信号を生成しているのだと思われます。

回路図の検討からMB463は通常のバッファICの7438で代用できそうだという見込みが立ちましたので、プリント基板を起こすことにしました。相変わらずドジをしてしまって作り直すことになりましたが、2枚目で無事に動作しました。

使用する部品のほとんどは何とか入手できましたが、5ピンコネクタだけはメインボードのソケットに合致するものが見つかりませんでした。。。

作成したプリント基板です。


作成した基板


製作したFM77-732互換カード


製作した互換カード


このカードをFM77AV20/40の背面の拡張FDDのコネクタ取り付け部に固定し、メインボードのFDDへのケーブルを抜き、そこにフラットケーブルの先端のコネクタを装着し、抜いたケーブルは画像の白の中継コネクタに嵌め込みます。

5芯のケーブルはメインボードのコネクタに装着したいのですが、画像のコネクタでは合いませんので、両端がオス・メスのブレッドボード用のケーブル5本を用いて繋ぎます。

なお、37ピンD-Subコネクタと増設ドライブとの接続ケーブルは信号のピン配列が一致していますので画像のようにフラットケーブルの両端にコネクタを付けたものでOKでした。


FDD接続ケーブル

全体の接続図

FM77-732カードの接続図

接続テストとしては、2Dの3.5インチドライブYD-625を使用しましたが、DISK-BASICの起動時にドライブ数として3以上を設定することで、特に問題もなくドライブ2として読み書きができました。

間に合わせに使用したケーブル
以上、現在では入手が困難なFM77-732カードと同等の機能を持つカードを製作してみたという報告でした。

唯一の問題は5ピンのコネクタが入手できないということですが、画像のようなオス・メスケーブルでとりあえず間に合わせることができました。

回路図を公開できれば自作してみたいという方がおられる(?)かもとは思いますが、このような数十年前のメーカー製品の回路図の公開は許されるのでしょうか。