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2020年12月26日土曜日

Z80H 韋駄天用のCP/Mをソースから構成する

 Z80H韋駄天用のCP/Mを公開されているソースから構成しました


Z80Hの作者はX1-CP/Mから韋駄天用のCP/Mを構成されていますが、前回のブログでは、私は手持ちのFM-CP/Mを利用しました。しかし、X1-CP/MやFM-CP/Mから構成する方法では試してみることができる方は限られます。

そもそもCP/Mの本体部分は共通(だと思っています)ですので、公開されているソースからでも構成できるはずです。ということで、以前中日電工の菱田さんのブログを参考にしてCP/Mを構成した時と同じように構成してみましたので、菱田さんのブログの記事を参照しながら私の行ったその手順を解説します。

[1]ソースからバイナリを作成する

(1-1)ソースとアセンブラを入手する

公開されているページからソース cpm2-asm.zip をダウンロードします。(中日電工のブログ第17,18回 以下同様)

使用するのはこれを展開してできるファイルのうちの cpm22.z80 です。

アセンブラはVectorで入手できるZASM1.64を使用します。

(1-2)ソースのエラーを修正する(第19,35,36回)

このままアセンブルするとエラーが生じますので数箇所を修正します。

・END文の追加

・ラベルHALTをHLTに変更

・NFUNCTSの定義文を前方に移動

・CKSUMTBL: DEFB 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 を次の2行に分割する

  CKSUMTBL: DEFW 0

      DEFB: 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0

・ADD A,M をADD A,(HL) に変更(3箇所)

ブログ中のその他の変更はND80Zのためのものなので不要です。

(1-3)60K-CP/M用に設定する

先頭の MEM EQU 62 を60に変更する。

(1-4)アセンブルする

以上の修正を加えたソース(cpm60k.txt)をWindows上でアセンブルします。

>msdos zasm -L -Ccpm60k.bin cpm60k.txt

(1-5)得られたBINファイルの末尾256バイトを削除する

末尾の BIOS JUMP TABLE の部分はIDATENシステムの方で用意されるので不要です。

できあがったファイルは$0000~$15FFの6KBとなります。


[2]CP/Mディスクを作成する

(2-1)ソースを入力してアセンブルする

「6809活用研究」のZ80Hの記事中にはIPL20, CONFIG, BIOS14, KER14 のソースが掲載されていますので、それを入力してアセンブルします。

(2-2)システムディスクのイメージの作成

バイナリエディタなどで320KBサイズのディスクイメージを作成して、次の順にファイルを書き込みます。

・$0000 - $00FF に IPL         (TRK:0, SCT:1)

・$0100 - $16FF に cpm60k  (TRK:0, SCT:2 - 23)

・$1700 - $1CFF に bios14    (TRK:0, SCT:24 - 29)

・$1D00 - $1EFF に config    (TRK:0, SCT:30 - 31)

・$2000 - $3BFF に ker14     (TRK:1, SCT:1 - 28)

・$4000 以降(TRK:2以降)はDirectoryとProgram&Dataなので、様々なブログで公開されているCP/Mシステムからコピーすることで、トランジェントコマンドやアプリケーションが設定できます。

韋駄天システムはX1-CP/Mを元にしているので、システムのセクタが他のCP/Mとは異なり1セクタ前にずれています。(はせりんさまに教えていただきました。ありがとうございました。)

 最後に、$1CFFの値を$3C(60)に変更します。これは起動時に60K CP/Mと表示される値です。

(2-3)システムディスク、あるいはシステムイメージファイルの作成

私は以前のブログに書きましたように、ドライブ0にGOTEKを使用していますので、できあがったイメージファイル(.DSK)を.88ファイルに変換して、さらに.hfeファイルに変換してUSBメモリーに書き込めば終了です。

フロッピーディスクをお使いの方はイメージファイルをそのままディスクにベタに書き込めば良いのですが、その方法としては、RS-232Cカードや以前のブログでも紹介していますFT-245カードを使ってFM77やFM-7に転送して書き込むことになりますが、転送時間がかかっても良ければF-BASICのプログラムを組めば良いので、詳細は省略させていただきます。




試作第1作は修正箇所が見えていて見苦しかったので、作り直すとともにCPUをZilog Z84C0020PECに交換しました。



韋駄天システムは最終的には64K-CP/Mとなるのですが、今のところまだ60K-CP/Mのままです。

これで、ハンダ付けを伴う製作と雑誌記事からのソフトの入力の手間をを厭わなければ、FM77で8MHz動作のCP/Mが走ることになります。





2020年12月19日土曜日

Z80カードの第4作は77AV用のZ80Hカード(韋駄天)

 懲りもせずに、さらにZ80カードを作ってみました!

[12月21日追記]CP/Mも走りました!(はせりんさんのアドバイスのおかげです)


今回のZ80カードは、ほうめいさんによる77AV用のZ80Hカード(韋駄天)です。

「6809活用研究(工学社)」掲載の記事を見て、いつかは作ってみたいと思って記事のコピーを保存してあったのですが、ほうめいさんのブログ「まごころせいじつ堂」に回路図の訂正が載ったのを見て、ついに作ってみることにしました。

(うまく行けば、私の常用機であるFM77AV40SXでもCP/Mが走るかもという甘い希望を持っていますがどうでしょうか。) ←コネクタが違っていました。残念!


ハードの製作

ブログの回路図を元にしてKiCadで回路図を描き、ICの配置もブログの写真通りにしてプリント基板を製作しましたが、メモリーICを128KBに変更することで何とか10x8cmのサイズに収めることができました。

Z80Hは手持ちがありませんでしたので、古いD780C-1を使用してみましたが不思議なことに8MHzクロックのままで動作しています。

しかし、いつものようにポカをしてしまい、128KBメモリーのプルアップすべきCS端子をプルダウンしてしまったので、パターンカットや追加配線が必要となりました。




画像では、とりあえずメモリーのピン30を抜いて+5Vに接続していますが、こんなこともあろうかと作り直しを前提に、普段はTTL ICには使用しないことにしているソケットを使用しています。


FM77AVに装着した様子です。高さを8㎝に抑えたので、装着した状態でカバーを閉じることができます。

「6809活用研究」にはF-BasicのTiny Monitorも載っていましたので、入力して走らせてみました。



画像のように、コマンド M, D, S, R が機能していますのでハードは正常に動作しているようです。


CP/Mの移植

CP/Mの移植に必要なソフトも「6809活用研究」に載っているので、BIOS等はそれらを打ち込めばよいのですが、CP/M本体はX1用のものを使用することになっています。

もちろんX1用のCP/Mは所有していないので、最初に手持ちのFM-CP/Mのディスク中のFMCPM605.SYSが5インチ用の60K_CP/Mかと思って適用してみたり、動いている56K_CP/Mから60K_CP/Mを作成して適用してみたりしましたが、うまく行きません。さらに、CP/M2.2のソースをアセンブルしたものを適用したりしましたが、やはり動作しません。

ということで、CP/Mの移植については挑戦中ということで、先にそのまま入力していたBIOSなどのソースを改めて読んでいるところです。

[12月23日追記]FM-CP/Mの60K版を元にしたものが動作しましたので、次の課題は公開されているソースをアセンブルしたもので動作させることですね。


最後に

回路やソフトを公開して下さったほうめいさんに感謝いたします。

とりあえず製作した試作第一作の不完全なプリント基板(ミスがあるためパターンカットと追加配線が必要なのと、シルク印刷が不十分)ですが、余分が数枚ありますので、もしご希望の方がおられましたらメールで連絡を下さい。返信用封筒に切手を貼って送ってくださったら無料でお送りします。


2020年7月18日土曜日

ArduinoMega2560カードの紹介その後のその後

4月10日に紹介した「ArduinoMega2560カードの紹介その後(完結編)」で完結したつもりでしたが、その後行ったいくつかの試みを紹介します。
(1)部品配置を多少変更した新しい基板を製作しました。
(2)リフレッシュの方法を変更してみました。
(3)任意のファイルを指定してArduino2560からFM-7に送り込めるようにしました。

(1)ですが、USBケーブルを挿入しやすくするためにArduino2560カードの位置を少し左に移動し、カード上のリセットボタンが押しにくかったので基板上にリセットボタンを新設しました。
(2)ですが、リフレッシュ法を桜井さまが試された方法に変更してみました。
オリジナルのカードの考案者であるFS-Micro Corporationの桜井さまはDRAMのリフレッシュについて2つの方法を試みられました。
一つ目はMega2560の割り込みを用いる方法で、これはリフレッシュの仕様を完全には満たすことができない上にCPUがほとんどリフレッシュにかかりきりになってしまうので実用的ではないとのことです。二つ目はPICを増設しそれによってハード的にリフレッシュ信号を作るというもので、これは完全にリフレッシュの仕様を満たすことができ、CPUにも余裕があるので良い方法だそうです。

参考までに、桜井さまから頂いたPICを使用した基板を示します。


PIC使用の基板



しかし、FM-7上でArduino2560を動作させてメモリデータを読み出したり、データやプログラムを送り込んだりさせたいと考えていた思い付きハードでソフトに七転八倒のshujiakitaさんや私にとっては、殆どのCPU時間をリフレッシュに取られるにしても、残りのわずかな時間にデータ等の読み書きができて、その後6809に戻れれば良いので、ソフトのみでリフレッシュを行う手法もそれなりに有用だと考えました。

(3)ですが、任意のファイルをArduino2560が読み込んでFM-7のメモリに書き込めるようにスケッチを変更しました。

ということで、PICの追加なしでソフトのみでD-RAMのリフレッシュを行なうArduino2560カードを、WindowsとFM-7の間でプログラムやデータのやり取りを行うツールとして製作しました。


新基板
新基板


使い方ですが、Arduino2560へのスケッチの書き込みに使用したポートをそのまま使用しますので、TeraTermのポートをそのポートに指定し(もちろん、ArduinoIDEのポート指定はずらしておきます)、バイナリ指定をしてファイル送信を実行します。
送信するファイルの先頭には保存アドレス(2バイト)、ファイルサイズ(2バイト)を付けておきます。

動作中の様子


下のFM-7の画面で分かりますように、RUN直後にArduino2560に切り替わり、処理が終了した後、6809に戻り20行のLISTを実行しています。もちろん、複数回実行してもちゃんと6809に戻ってきます。


転送後に6809に戻っている


TeraTermの実行画面です。
データファイルの先頭4文字の保存アドレス、転送バイト数を読み取り、以降のデータを指定アドレスに書き込み、その後、そのデータを読み出しています。
続いてBOOT ROMの内容を読み出した後、6809に戻っています。


転送結果


以上、動作的には以前の割り込みを使用しないソフトでのリフレッシュ法の場合とそれほど違ってはいないように見えますが、不完全かもしれませんが正式のリフレッシュ法を用いているという安心感が得られました。

なお、割り込みによるリフレッシュ法の詳細とその適用結果については、FS-Micro Corporationの桜井さまがブログのArticle#256~265の10回に亘って詳細に解説されていますので、そちらをご参照ください。本稿に直接関係するのはArticle#261です。


2020年6月26日金曜日

FM-7/77用拡張PIAボードとP-ROMライタ

FM-7/77用拡張PIAボードとP-ROMライタの製作


P-ROMライタは持っているので、まれに必要になる2716のような古いデバイスも書き込みができるのですが、古い機種(ADVANTESTのR4945A)ですのでパソコンとの通信速度が9600baudと遅く、4MbitのROMを焼くときには読み込みに時間がかかりすぎて使う気になれません。
ということで、昨年TL866ⅡPLUSを購入しました。これは実に優秀で使い易くてしかも安いので言うことなしと言いたいのですが、残念なことに2764以前には対応していません(メーカーによりますが)。
大昔は自作の8ビット機用にROMライタボードを製作して使用していたこともあり、いつかは作ろうと思ってはいましたが実行する機会がありませんでした。
先日、プリント基板をまとめて発注することになり、ついでにということでROMライタ基板も作成しました。

元にしたのはマイコンピュータ「OS-9活用テクノロジー」(CQ出版社)中の「P-ROMライタ/エディタの製作(阿部英志著)」です。これは、2716から27512までに対応していますが使用するROMに応じてジャンパプラグを差し替えるというもので、その分簡素な回路になっています。

FM-7/77からはPIA(68B21)ひとつで制御するようになっているので、この部分を切り離して汎用の拡張PIAボードとし、フラットケーブルでROMライタボードと接続する形にしました。
(一体化して10x10cmのサイズに収めたもののプリント基板も一緒に作りましたが、製作の予定は今のところありません。)

回路図


拡張PIAボード


拡張PIAボードはFM-7/77の32Pコネクタに接続して使用するもので、FM-7では未使用のアドレス$FD9CにPIAのポートAを割り当てています。

P-ROMライタ

P-ROMライタはVPPの25V, 21V, 12.5VをTL497Aで作り出し、D-FFのLS273でアドレスとデータをコントロールしています。(TL497Aというのがいかにも古いという感じですが、幸い手持ちがありましたし、何と今でも入手可能なデバイスのようです。)


製作した基板


下左:拡張PIA基板 下右:P-ROMライタ基板
上:一体化した基板(製作予定なし)


いつもどこかでドジをする私ですが、今回は2SC1815のフットプリントが2.54mmピッチでなく1.27mmピッチであったことに気づかずにそのまま利用したり、ピッチが5.08mmの270uHや220uFのピッチを2.54mmにしたので、ハンダ付けがとてもしにくい部分がありましたが、配線パターンのミスはなかったようです。(部品を入手してから基板の設計をすべきなのですが、大体が逆のパターンになってしまいます...)


拡張PIA基板の動作テスト


まず拡張PIA基板を製作し、動作テストのつもりで、以前紹介した、PIAを用いてI2C通信によってRTCから時刻の読み出し/書き込みをするアセンブラプログラムを走らせてみました。


拡張PIA基板の動作テスト



Flex9上でRTCを読み書き


正常に読み書きできましたので、このPIAボードが正常に機能していることが確認できました。


P-ROMライタ基板の製作


続いてP-ROMライタ基板を仕上げ、ジャンパプラグも2716用、2732用、2764用、27256用の4種類を作成しました。20Pの丸穴ICソケットを利用しています。



完成した基板

ジャンパプラグ
(左から2716, 2732, 2764, 27256用)


動作風景


試しにP-ROM 27C256を書き込んでみましたが、正常に書き込むことができました。
ただ、今のところ2716にはうまく書き込めていません。(手持ちの2716が古すぎるせいなのかも...)


ドライバソフト


このROMライタのドライバソフトはOS-9上で動作するもので、コマンドも多く、データのスクリーンエディットもできるなど機能豊富なものですが、OS-9は一般的ではないので、他のOS(?)に移植しなければなりません。
とりあえずそのままOS-9上で動作させるということでしばらく触れていなかったOS-9を走らせてみましたが、使い方をかなり忘れてしまっていて、思い出すのに苦労しています。
(でも

2020年6月10日水曜日

FM-7用Z80カードの第3作を製作

富士通の回路を10x8㎝に収めたCP/Mカードを作ってしまいました

3月13日のブログ「FM-7用Z80カードの第2作などを製作」で紹介したI/O誌の記事を元にしたZ80カードでは富士通のCP/M-80が動作しましたし、特に不満はなかったのですが、実は、「F-BASIC解析マニュアル フェーズ2」に掲載されている富士通純正のCP/Mカードの回路図も、いずれ製作するつもりでKiCadで回路図を作成してありました。

しかし、IC数が19個と多いので10x10㎝の格安基板には収まりそうもなく(富士通純正のCP/Mカードのサイズは124x78mmです)、製作費を考えて二の足を踏んでいました。
でも10x10㎝以内のサイズに無理やり押し込んでみたらどうなるかと試してみたところ、何とか10x8cmのサイズに入りましたので、作ってみることにしました。

いつもですと電源ラインだけは太い線で手配線し、残りはFreeRouting.exeに任せるのですが、今回は電源ラインも太くする余裕もありませんし、また、いつも全ICにつけているパスコンもオリジナル回路を忠実に再現するということで少なくなっているので、安定して動作するかという点では不安がありますがとにかく作ってみたものが下の画像です。


製作した基板と完成基板


ICの配置はオリジナルと同じにしてありますし、他の部品もできる限り同じ配置になるようにしてあります。ご覧のように、これ以上は小さくできないというサイズです。

左:純正基板 右:製作した基板


左が純正のZ80カードで、右が製作したコンパクトサイズのZ80カードです。高さは同じ8cmで幅が10㎝と狭くなっています。


動作中の様子1



動作中の様子2


動作中の様子です。私としては珍しくミスがなく、組み立てたらすんなりと富士通のCP/M-80が動作しました。
まだ十分にテストしていませんが、今のところ純正基板と同様に動作しているように思えます。しかし上記しましたように、安定動作するかどうかはまだまだ確認する必要があります。

ということで、2種類のZ80基板を作ってしまいましたが、余った基板は現在発注してある40Pコネクタと共に配布する予定です。
(40Pコネクタが届くのが待ち遠しいです。今回は、以前作った基板から40Pコネクタを外して使用しました。)

2019年7月7日日曜日

Pic24CPM-80とPic24CPM-68kマイコンボードの製作記

skyriverさんが公開されている2種のマイコンボードを製作しました


最近は、本業(?)である68系から離れて、CP/Mの走るボードを作ったり、CP/Mソフトの使い方を練習したりしていますが、CP/M-68Kをいじってみたいという動機からです。
ということで、またまたCP/Mマイコンを製作しました。

製作したのは、CPUとMemoryの他にはPic24FJ64GA004だけという3チップマイコンです。skyriverさんはCPUにZ80と68008を用いたボードの設計・製作の経過をブログにアップされており、さらに製作手順のまとめを詳細な説明付きで公開されていますので、両方とも製作してみました。

上:Pic24CPM-68K,下:Pic24CPM-80

左:Pic24CPM-68K,右:Pic24CPM-80

CP/M-80の走るZ80ボードについては、中日電工さんのND80Z3.5を所有している上に、興味本位でJust4FunさんのZ80-MBC,MBC2を製作しましたので、これ以上は必要がないといえるのですが、skyriverさんの説明がとても丁寧でしたので、CP/Mの知識がほとんどない自分にとっての練習のためという動機もありました。

製作してみた結果ですが、SDカードのアクセスのSPI通信に結構工夫されているせいか
立ち上がりもSDのアクセスも速く、とても軽快で、使いやすいという感想を持っています。
また、独自のpicleというpic24FJ用コンパイラ(インタプリタも)を自作され、それを用いてシステムを構成されているのも興味深いですし、Z80,68Kの両方で同じ操作性のスクリーンエディタsked (Z80用68K用) も作られているので、ソフトの開発がしやすいと思います。

[1]Pic24CPM-80製作記
目標は68Kの製作でしたが、CP/Mの知識がほとんどないので、練習のつもりで、まずPic24CPM-80を製作することにしました。
skyriverさんのブログのここに「3チップ構成Pic24CPMマイコン(CP/M起動までの作業まとめ)[Z80]」という手順説明がありますので、その通りに進めていけば動作させることができます。

基板についてですが、skyriverさんがガーバーデータを公開されておりますので、それを元に基板を製作しましたが、表面実装部品を使用するものでした。残念ながら表面実装部品の手持ちがなかったのでKiCadで回路図を書き直し、そのガーバーデータで作り直しました。
(skyriverさんの方はシンプルで見栄えも良いですが、私の方はそれに比べてゴチャゴチャしていますね。。。残念!)


Pic24CPM-80 表面

Picの書き込み端子のVCCとSDコネクタのケースグランドを忘れていた

起動直後の画面


SDアダプタのケースがグランドに落ちていなかったり、表面のシルクのレイヤーを入れ忘れたりなどのミスはありましたが、無事に動作しました。



[2]Pic24CPM-68K製作記
続いて、Pic24CPM-68Kの製作に進みました。Pic24CPM-80と同様、KiCadで回路図を書き直し、そのガーバーデータで基板を作りました。

Pic24CPM-68K 表面

回路図では交差しているだけなのに接続されていたというミスあり

起動直後の画面


これにも若干のミスがありましたが、無事にメモリ書き込みテストまで確認できました。
私が作り始めた時には製作手順は公開されていなかったこともあり、第2段階のHello表示でつまずき、どうにもならず、skyriverさんに助けを求めてしまいました。
その結果、Pic24用のプログラムだけでなく、製作手順をここに、「3チップ構成Pic24CPM68Kマイコン(CP/M-68K起動までの作業まとめ)[68K]」として公開していただけました。(なお、ガーバーファイルも公開されています。)
そのおかげで、すんなりと動作させることができました。

これで念願だった68000を使うツールとしてのCP/M-68Kを手中にすることができました。また、上にも書きましたが、Z80にも68Kにも共通のスクリーンエディタも使いやすいものを用意してくださっていますので、CP/Mのソフト開発に力を入れることができそうです。skyriverさんに感謝いたします。

2018年10月15日月曜日

6809/6802両用基板が完成しました

6809/6802両用基板を修正しました


最初に製作した6809/6802両用基板は、9月15日の投稿で述べたように、修正箇所があったこととPIA(6821)を載せたかったので修正基板を製作しました。

これは最初に製作した基板ですが、

6809 / 6802 両用基板の第1作


このようにPIA(6821)を外付けすると修正基板と同機能となります。


6821を追加しました


ブレッドボード風に使用できるようにピンを立ててみました。

6821基板


これが修正基板です。

修正基板(6821を追加しました)



回路図を掲載します。
6809と6802の切り替え部を簡略化し、それに応じて不要になった74HC08を除き、空いたスペースを利用して68B21を追加しました。



修正基板の回路図


これで当初の目標であった、シングルボードコンピュータで6809用、6800用のFLEXを動作させることができるようになりました。

===== 一応の完成! =====

あと残っている課題ですが、FM77AV40SX上のFLEXを使っていた時には、起動時に、内蔵されているリアルタイムクロックから現在時刻を取得して起動時の日付の入力を自動化していましたので、同様なことができないだろうかと考え、arduinoなどで使われているRTC基板ZS-042と6821との間でI2C通信を試みているのですが、今のところうまくいっていません。
(2MHzのMPUではI2Cの推奨の最低値である100KHzはとても無理で50KHz程度の速度しか出ないようなのですが、これが原因ではないとは思いますが。。。)


RTCとの通信実験中


これができたら、基板の製作は一応打ち止めにして、あとはFLEX上のソフトを活用して、プログラムの制作に本腰を入れようかと思います。

実現したいものとしては、まずはツール類の充実と、あとは願望ですが、
 MC09の改造、6809用コンパイラの自作、OS-9Level1の移植
などがあるのですが、いずれも難度が高いものばかりですので、どうなりますやら。。。

(いずれにしても趣味の世界ですので、無駄な「タイヤの再発明」をモットーとしており、ツール類を始めとしてアセンブラや逆アセンブラ等もすべて自作したものを使用することにしていますので、言語類も自作したいのです。。。究極はOSの自作でしょうか。)

OS-9の移植ですが、手元にFM-7用Level1、FM77AV40用Level2のライセンスがあり、Level1の方は今は使用していないので、これを使えればと考えています。
(以前、FM77AV40上でOS-9用のROM,RAMディスクとWindows上の仮想ドライブを製作した経験がありますので、それを生かせれば何とかなるかなあ。。。)


2018年9月15日土曜日

6809基板と6802基板を一体化して

6809/6802両用基板を作りました


6809基板と6802基板が完成したので、これらを二段重ねして電源コードとシリアル端子2個を差し替えて使用していました。


上が6802基板、下が6809基板


しかし、これは結構面倒ですし、プロフィールに書きましたように、元々は6802と6809を切り替えられるようにした自作コンピュータを最近まで使用していましたので、6809と6802をスイッチで切り替えて使える両用基板を製作することにしました。
できたのがこれです。


6809/6802両用基板の第1作

今までのようなFusionPCBの10㎝×10㎝の格安基板にはとても収まらず、15cm×13㎝の大きさになりました。(基板だけでなく送料も高かった...)

間違いがありますが、とりあえず修正前の回路図を載せておきます。
(修正後のものは修正基板と一緒に載せます)

修正前の回路図(間違いあり)


動いていた自作コンピュータの回路を元にしたのですが、改良(?)した部分がまずかったのか6809と6802の切り替えがうまくいかず、あれこれと変更してようやく動作するようになりました。しかし...

基板裏の修正の様子

こんなに修正する必要がありました。また、ゲートICも一つ不要となってしまいました。

これで、スイッチで6809と6802を選択してリセットボタンを押すとモニタも連動して切り替わりますので、随分と使いやすくなりました。

さらに改良・追加基板を製作


拡張コネクタも用意しましたし、HD63B40も追加したのでASSIST09のトレースコマンドも使えるようになり、これでOKとしても良かったのですが、せっかくIC1個分のスペースが空きましたし、これにPIA(6821)を載せればシングルボードコンピュータとしては完成形になるのにと思えてきたので、もう一度基板を製作することにしました。
10㎝×10㎝基板2枚に分割できないかと試みたのですが、片方だけでも動作するようにはとてもできず、結局同じサイズの基板になりました。(現在発注中...)

(独り言:ゲートICにはソケットを使わない主義なので、この基板でもゲートICは直付けです。新しい基板が完成したら、この基板は不要になってしまう...勿体ない...さらに同じ基板がまだ4枚もある...ああ勿体ない...)