ROM/RAMディスクボード用の接続ケーブルを製作し、ドライバも改良しました
今まで拡張ROM/RAMディスクボードを使用する際には、32P拡張スロット基板を経由して使用していました。
通常の接続形態 |
しかし、いつもいつも32P拡張スロットが必要なわけでもないので、拡張ROM/RAMディスク基板を直接FM-7や77に接続して使用しようと考えました。
そのために製作したのがこれらの接続ケーブルです。
製作したFM-7用、FM77AV2用のコネクタ |
左のMILコネクタがFM-7用、右のアンフェノールコネクタがFM77AV2用で、このように接続して使用します。
FM-7に装着 |
FM77AV2に装着 |
これで拡張ROM/RAMディスク基板を直接本体に接続して使用できるようになりました。
ボード上のシリアルポートからTTL-USB変換ケーブルでWindowsPCに接続すれば、このボードのみでWindowsPC上の仮想ドライブも使用することができます。(もちろん、RS232CカードやFT245カードも使用できます。)ROM/RAMディスクと仮想ドライブの切り替えは専用ソフト RRWCHG で行います。RAMディスクを使用する際には、最初にフォーマットプログラム RAMFMTFB で初期化します。
RRWCHGによる切り替え |
RAMFMTFBによる初期化 |
使用するドライバソフトですが、下図にありますように、今までに紹介したドライバソフトを改良したものを使用しています。
FM側のソフトが3つに分かれているのは、常駐部があるので少しでもサイズを小さくするためで、それぞれ専用ソフトになっています。なお、以前にも書きましたがFM側の常駐型のソフトの制作にあたっては、轍名聡氏による「裏RAMディスク」(Oh!FM誌1984年11月号)を参考にさせていただきました。感謝いたします。
WindowsPC側はいずれの場合も同じソフト FBasDrvWin.exe で、以前紹介しましたようにiniファイルでシリアル用とFT245用を切り替えます。
ROM/RAMディスクボードがない場合でも
また、上図で分かりますように、拡張ROM/RAMディスクボードがない場合でも、FM-7/77用のRS-232CカードかFT245カードのいずれかがあれば、FM側の WINDRVU7(またはRDSKWINF) とWindowsPC側の FBasDrvWin.exe をインストールすることでWindowsPC上の仮想ドライブを使用することができます。
FBasDrvWin画面(以前紹介したものです) |
これらのソフトの中には以前と同じものもありますが、まとめてOneDriveに上げておきます。なお、FM側のソフトはバイナリだけでなくソースも含めてありますし、入力用の補助プログラムも用意してあります。