GOTEKのディスプレイとロータリーエンコーダを本体の外にも増設しました
私のFM77AVに内蔵してあるGOTEKには液晶ディスプレイとロータリーエンコーダを増設してあります。ソフトを切り替える場合にはディスプレイを見ながらエンコーダを操作するわけですが、私の場合、FM77AVを机の下に縦置きで設置していますので、ソフトを切り替える場合には机の下をのぞき込む必要がありましたし、ディスプレイの文字が小さいので私のような高齢者にはつらいものがありました。
この状態で2年近く使用してきましたが、流石に不便なので思い切って改善することにしました。
この状態で2年近く使用してきましたが、流石に不便なので思い切って改善することにしました。
本体に内蔵してあるディスプレイとロータリーエンコーダを外部に引き出せば良いのでしょうが、本体はそのままで、同じものを本体から1mほど延長して増設したいと考えました。
(HxCには本体からケーブルで延長する形のものが製品として存在するので、GOTEKもそのような形で使用できればより使いやすいかもというイメージです。)
実施する前には、ロータリーエンコーダの方はデジタルスイッチ的なものだから、内蔵のエンコーダと並列に増設しても大丈夫だろうと予想していましたが、液晶ディスプレイの方は端子を見ると、SDA, SCL, VCC, GNDの4ピンなのでI2C通信のように見えます。
I2C通信だとするとスレーブ機器はそれぞれ固有のアドレスを持っているわけで、同じアドレスを持っている機器が並列に接続されている場合の動作については経験がありませんので全く分かりません。
ただ、今回の場合は本体から液晶ディスプレイへの表示データ送信が主で、ディスプレイが本体に返信するのはACKビットのみなので、何とかなるかなと甘いことを考えました。
ということで、まず全く同じ液晶ディスプレイを並列に2個接続してみたところ、両方の画面に同じものが正常に表示されましたので、これでいけるということでロータリーエンコーダも増設しました。
これが増設した状態です。
右上のケーブルが液晶ディスプレイとロータリーエンコーダに接続されています。
配線数は液晶ディスプレイが4本、ロータリーエンコーダも4本で計8本ですが、全て基板の裏面でハンダ付けしました。
右上が増設したケーブル |
これがケースに格納した状態です。
左下のプリント基板上のフラットケーブルコネクタから外部に延長しています。
右の4線ケーブルはGOTEKとFDDのドライブ番号を切り替えるスイッチです。
(22年10月29日のブログ「FM77AV40SX用GOTEKのドライブ番号切り替えケーブルの製作」https://www.blogger.com/blog/post/edit/1662007451717538019/6000936869197817930
をAV1に適用したもの)
ケースに格納した状態 |
増設した外部コントローラです。
まだケースに収めておらずゴム足を付けただけですが、これを机上に置いて操作しています。当たり前ですが、以前と比べると格段に操作しやすくなりましたし、ディスプレイが近くに置けたので小さい文字でも見やすくなりました。(この形なら、大画面のディスプレイにも交換できそうです。)