CP/M-80用の仮想ドライブ構築ソフトCpmDrvWin.exeを作りました。
FM-7用の自作Z-80カードのためのCP/Mを制作中ですが、何回も起動を繰り返すので、フロッピーディスクから起動したり、読み書きするのは結構面倒です。
とりあえず起動するのはフロッピーからでも仕方がないとして、せめて読み書きはもっと便利にしたいし、ファイルをWindowsとの間で自由にやり取りしたいと考えて、自作CP/MのBIOSの仕上げを中断して、仮想ドライブ構築ソフトCpmDrvWin.exeの制作に取り掛かりました。
今までにFlex9用、OS-9用、F-Basic用を作ってきましたが、CP/M用については、以前作ろうと試みたものの、CP/Mのファイルシステムが理解できず挫折していました。
今回は中日電工の菱田さんのブログで勉強しましたので大丈夫だとは思いましたが、それでも意外に時間がかかりました。
CP/Mのファイルシステムというかディレクトリの構成法は他のDOSと比較すると、原始的というかどうしてこうなっているのかと思えるもので、中でも特に、同じファイル名のディレクトリエクステントが複数存在する(それも、ディレクトリ全体を読まないと幾つあるかも分からない...)のには参りました。
とりあえず第1版として出来上がったものが動作している様子を示します。
CpmDrvWin.exeの動作画面 |
下のXM7上で動作しているFM-CP/Mと同じ情報が(並び順は異なりますが)表示されているのが分かると思います。
XM7ではスクロールアップしてしまったものはもう見ることはできませんが、CpmDrvWin.exeでは自由にスクロールアップダウンしてみることができます。
XM7上のFM-7 CP/Mの動作画面 |
機能としては、
・ファイルの追加(リストボックス中へのドラッグ&ドロップによる)
・ファイルの名称変更、削除、Windowsへの読み出し(ファイルを選択してからの右ボタンメニューによる)
・全ファイルのWindowsへの読み出し(編集メニュー中のコマンドによる)
があります。
現在は、表示されているドライブがWindows上の仮想ドライブとして見えるように、CP/M側のBIOSを手直し中です。
しばらく使用して不具合などを修正したら、CP/MのBIOSと共に公開する予定です。
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