まずは2DDドライブ用ステップ2倍化回路のプリント基板化です。
2月28日のブログ「2DDドライブと2Dドライブの混在の工夫」で紹介しました、FDCのステップ信号を2倍化して2DDドライブを使用する回路ですが、その目的はタイトル通りで、2DDドライブと2Dドライブを混在させることでした。
その前作である2019年12月31日のブログ「FM-7でPC用のフロッピードライブを使う」ではFDCのSTEP信号をMB8877Aから出た直後に2倍化していましたが、この形では全ドライブが2Dか2DDのどちらかになってしまうということで、それぞれのドライブの直前のケーブルの途中に挿入して別々に選択できるようにしたわけです。
2月28日には手配線したもので動作したという紹介をしましたが、複数枚必要ということで今回それをプリント基板化しました。
2月28日の回路を用いていますが、書き忘れていた7438の11番ピンの1kΩでのプルアップを追加してあります。またソフトについてはFDC基板の中での2倍化はSTEP信号が正信号でしたが、基板の外では負信号ですので、STEP信号の立ち下がりで割り込みが入るように変更しています。
他の基板を発注する際に、ついでにということで慌てて作ったためかKiCadのフットプリントを間違えてしまい、そのため電源用コネクタの一つが5Pになっていたうえにパターンカットが2箇所必要になりました。さらにドライブ番号切り替えスイッチのシルク印刷がDR0とDR1と逆になっていましたが、配線変更等はなかったので良しとします。
製作したプリント基板と組み立てた完成基板です。
FM-7で使用している様子です。MITSUMIのD359M3DとTEACのFD235HGの2台を接続しています。
ハード、ソフトのテストのために先日入手したFM77AV1で使用している様子です。このように使用したいというのが製作の動機でした。(サイズが合わず、ちゃんと固定できていないので多少見苦しいですが...)
これで古い8ビット機のFDDの故障等の心配をすることなく、安心して使用し続けることができます。(と言っても、フロッピーそのものがいつまで使用できるかが問題ですが...)
以前RS-232Cカードについてメールさせていただいた者です。ステップ2倍化回路素晴らしいですね。私も自分のFM77AVで使ってみたいです。
返信削除数種類の基板を作りまして、その製作のために4月に発注した32Pや40Pのコネクタの到着を待っているところです。コネクタが届いたら製作して動作確認が済みましたら、余分の基板等の頒布を行なおうと思っています。
削除コメントではどなたかは分かりませんので、メールの方で連絡していただければ、頒布を行うときに連絡をさせていただくこともできます。