2020年6月8日月曜日

2DDドライブ用ステップ2倍化回路のプリント基板化

いくつかプリント基板化した製作物がありますので何回かに分けて紹介していきます。

まずは2DDドライブ用ステップ2倍化回路のプリント基板化です。

2月28日のブログ「2DDドライブと2Dドライブの混在の工夫」で紹介しました、FDCのステップ信号を2倍化して2DDドライブを使用する回路ですが、その目的はタイトル通りで、2DDドライブと2Dドライブを混在させることでした。

その前作である2019年12月31日のブログ「FM-7でPC用のフロッピードライブを使う」ではFDCのSTEP信号をMB8877Aから出た直後に2倍化していましたが、この形では全ドライブが2Dか2DDのどちらかになってしまうということで、それぞれのドライブの直前のケーブルの途中に挿入して別々に選択できるようにしたわけです。

2月28日には手配線したもので動作したという紹介をしましたが、複数枚必要ということで今回それをプリント基板化しました。
2月28日の回路を用いていますが、書き忘れていた7438の11番ピンの1kΩでのプルアップを追加してあります。またソフトについてはFDC基板の中での2倍化はSTEP信号が正信号でしたが、基板の外では負信号ですので、STEP信号の立ち下がりで割り込みが入るように変更しています。

他の基板を発注する際に、ついでにということで慌てて作ったためかKiCadのフットプリントを間違えてしまい、そのため電源用コネクタの一つが5Pになっていたうえにパターンカットが2箇所必要になりました。さらにドライブ番号切り替えスイッチのシルク印刷がDR0とDR1と逆になっていましたが、配線変更等はなかったので良しとします。

製作したプリント基板と組み立てた完成基板です。

製作した基板



FM-7で使用している様子です。MITSUMIのD359M3DとTEACのFD235HGの2台を接続しています。




ハード、ソフトのテストのために先日入手したFM77AV1で使用している様子です。このように使用したいというのが製作の動機でした。(サイズが合わず、ちゃんと固定できていないので多少見苦しいですが...)




これで古い8ビット機のFDDの故障等の心配をすることなく、安心して使用し続けることができます。(と言っても、フロッピーそのものがいつまで使用できるかが問題ですが...)

2 件のコメント:

  1. 以前RS-232Cカードについてメールさせていただいた者です。ステップ2倍化回路素晴らしいですね。私も自分のFM77AVで使ってみたいです。

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    1. 数種類の基板を作りまして、その製作のために4月に発注した32Pや40Pのコネクタの到着を待っているところです。コネクタが届いたら製作して動作確認が済みましたら、余分の基板等の頒布を行なおうと思っています。
      コメントではどなたかは分かりませんので、メールの方で連絡していただければ、頒布を行うときに連絡をさせていただくこともできます。

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