2021年1月22日金曜日

FT-245カード用の高機能な転送ソフト

FT-245カード用の高機能な転送ソフトを紹介します 


[2021年1月31日追加] FM-7側のソフトの改善版FMIMG_FM2をアップしました。
2020年12月11日のブログ「Ndittを使用しないでGOTEK用のHFEファイルを作成する(その3)」で、FT-245カードを用いることでFDDイメージをFM-7からWindowsPCへ高速に転送できることを紹介しました。
その際に、用いたFM-7側のプログラムには送信ルーチンだけでなく、受信ルーチンもあるので更なる用途も考えられると書きましたが、その後、そのプログラムを制作された「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんが実際に機能を拡張したプログラムを制作されましたので紹介します。(私も一部分ですが協力させてもらいました。)

FT-245カードをFM-7に装着している様子

FT-245カード

Windows側のソフト FDDIMG_RW77.exeの起動画面

起動画面

まずCOMポートを設定します

COMポート設定画面



メニュー「FDDデータ」→「データ受信」を選択し、FM-7側で FDIMG_FM をEXEC &H6850 として実行します。

FDの状態によっては画像のように、タイトル部に(応答なし)が表示されてトラック番号がカウントアップしなくなることがありますが、データは正常に受信されますので、そのまま受信終了まで待ちます。

データ受信中の画面

受信終了後に、メニュー「ファイル」→「開く」で受信したデータファイル DIMG_20201130.dat を選択した後、メニュー「D88形式ファイル」→「作成開始」を選択するとファイル名入力画面でファイル名を入力するとベタなデータのみのDSKファイルとD88ファイルが作成されます。

ファイル名設定画面


この基本機能の他に、
・datファイルをFM-7上のFDに書き戻す機能
・datファイルの特定のセクタデータを書き換える機能
・FM-7のメモリ中のデータをWindowsPCに転送してファイル化する機能
・WindowsPC上のデータファイルをFM-7のメモリに転送する機能
があります。

単機能のソフトもあります

なお、FDDIMG_RW77.exeは上記のように多機能ですが、FM-7上のFDの内容をWindowsPCに読み込んでイメージファイル化したいというだけで良ければ、下記の rcvfdimg.exe が使用できます。(FM-7側のプログラムは上と同じ FDIMG_FM を使います。)
このソフトはFM-7上のFDを読み込んでD88ファイルに変換するだけの単機能ですので、その分使い方が簡単で、COMポートと保存ファイル名を設定した後、データ受信開始ボタンやD88ファイル変換ボタンを押すだけです。
ただし、FDDIMG_RW77.exeでのセクタ情報を持った中間ファイル(datファイル)は作成せずに、直接ベタなファイル(DSKファイル)とD88ファイルのみを作成します。



このソフトでも、FDによっては(応答なし)が表示されてトラック番号がカウントアップしなくなることがありますが、データは正常に受信できます。






紹介した FDDIMG_RW77.exe、FDIMG_FM、使い方の説明とrcvfdimg.exe をOneDriveに上げておきます。

[2021年1月31日追加]
FM-7側のソフトFMIMG_FMのPC→FM転送機能を改善したFMIMG_FM2をOneDriveに上げました。




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