FT245通信カード用のディスクイメージ転送専用ソフトの紹介
FT245を用いた通信カードは非常に高速ですので、もうRS232Cカードを使うことはなくなり、もっぱらこればかり使用しています。
このカードを使用するためのドライバソフトとしては、カードを考案された「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんが作成された専用ソフト FDDIMG_RW77.exe があります。(https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-entry-73.htmlで入手できます。)
これは特定のセクタの読み書きができたり、ディスクの検査ができるなどの機能を持ち、さらにRAMディスクのドライバも内蔵しているという多機能のものですが、私の用途ではFMとWindowsPCの間でFDのディスクイメージを丸ごと転送することがほとんどです。
ということで、FMとWindowsPC間での転送専用のソフトを作成しました。常用機がFM77AV40SXですので、2Dのみでなく2DDディスクにも対応させました。
使用しているFT245通信カードです。私は通常、このようにFT245通信カードと自作のFDCカードを32Pスロット拡張基板に装着して使用しています。
使用しているFT245通信カード |
作成したソフトの構成図です。
なお、転送時のデータの処理方法が異なるため、FDDIMG_RW77.exeとは互換性がありませんので混用はできません。FM側FT245DRV(とFTDRV11o)、Windows側 ft245drv.exe のペアで使用することになります。
構成図 |
FM側の機械語サブルーチンをロードする間の起動画面です。
FM側の起動画面 |
FM側のメインメニュー画面です。
FM側のメインメニュー画面 |
メニューの1と2で転送方向を選択します。
3,4,5はオプション設定で、3でドライブ番号の選択(0~3の範囲)、4でディスクのタイプの選択(2Dか2DD)、5でFMからWindowsへの転送時にFT245RLのTXE(TX Enable)機能を使用するかしないかを選択します。使用する場合はFT245通信カード上のスライドスイッチを右(USBコネクタ側)に、使用しない場合は左(バッテリ側)にセットします。このスライドスイッチがないカードの場合にはTXE機能をOFFにします。
WindowsPC側のメニュー画面を示します。
Windows PC側のメニュー画面 |
起動後にまず、COMポート番号を選択します。使用可能な番号のみが表示されますのでその中から選択します。もし希望の番号が表示されていない場合は「COMポートスキャン」ボタンを押してから選択します。
動作中の画面 |
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