以前作成してあったPC-G850V用のUSB-シリアルケーブルを新たに作り直しました
いつも興味深い記事が連載されているskyriverさんのブログ「PICマイコンは面白い」で、以前、PC-G850Vを入手されたという記事を読み、そういえば昔、同僚が面白いと言っていたポケコンだなと思い出し、私も入手してみました。同時に、skyriverさんが作られたUSB-シリアルケーブルを見習って同様なケーブルを作って使用してきました。
それがこれです。
以前作成したケーブル |
そのアダプタ部 |
74HC00をインバータとして使用して、TxD,RxD,RTS,CTSを反転してUSB-TTL変換ケーブルに接続しているだけです。
機能的にはこれで十分でしたので、skyriverさんの実践をそのまま後追いする形で楽しく遊んできましたが、流石にCP/Mを走らせるまではやってみるつもりはありませんでした。
ところが、skyriverさんが開発されたCP/Mも実行できる増設メモリボード(EborsyEEP)を見て、そのコンパクトさと実用性に感心してしまいBOOTHで購入させていただきました。
これでしたら、ピンの両側にガイドが付いているので安定感があります。
ということで、これを使用してUSB-シリアルケーブルを作成しようと考えてネットで参考資料を探していたところ、「ポケコン用USB通信ケーブルを作ろう」というサイトに、変換ケーブルがFTDI社のチップを使用していればFT_PROGというユーティリティを用いてピンの極性を反転させることができると書かれてありました。
私のケーブルは以前紹介しましたように、格安で入手したものですので、FTDI社の純正チップではないだろうと思ったのですが、試してみたところFT_PROGで認識できて、無事に書き換えることができました。
書き換えたケーブルを用いることで、アダプタの機能としては単なるケーブルの6ピンとPC-G850Vの11ピンとの間を接続するだけで良いことになります。
作成したアダプタです。
右端のシステムバスに装着してあるのが増設メモリボード(EborsyEEP)です。
CP/Mをセット済みですので、増設メモリを装着して電源を入れれば、モニタに移ってG100でCP/Mが起動します。
動作画面 |
最後に
貴重な情報や資料を公開してくださったskyriverさん他の方々に感謝いたします。
拙作のEborsyEEPの文字が書かれた私のもの以外のブログを初めて拝見しました。ありがとうございます。USBシリアル変換を内蔵したケーブルもFTDI社製チップを使用したものがあるのですね。私も1本持っていたはずなので後で確かめてみたいと思います。
返信削除skyriverさま、いつも面白くてしかも有益な記事を公開していただきましてありがとうございます。
削除小さな画面のポケコンでCP/Mを走らせてみようというアイディアもユニークですが、それを実用的なレベルにまで仕上げてしまう技術力にはいつものことながら感服するばかりです。
私は発表されたものをただ使わせていただくだけで申し訳ないのですが、今後ともよろしくお願いいたします。