2024年3月25日月曜日

FM-7/77用の自作基板(RS232Cカード、FT245通信カード、1024KB拡張RAMカード)のプチ改良

 FM-7/77用の自作基板3枚を少しですが改良しました

改良版を製作したのは次の3カードです。

1.RS232Cカード

 D-Sub9ピンコネクタに加えてTTL-USB変換ケーブル用コネクタを増設

2.768KB拡張RAMカード(1024KB拡張RAMカード改め)

 512KBのSRAMを2個搭載で1024KBですが、最上位の256KBを切り離して768KBにするジャンパスイッチを増設

3.FT245高速通信カード

 制御・データアドレスとして使用しているアドレス$FDFD,FEを$FD06,07に変更


1.RS232Cカード

2019年10月26日のブログ「FM-7/77用RS-232Cカードの改良版」https://flexonsbd.blogspot.com/2019/10/fm-777rs-232c.html

などで紹介したものです。D-Sub9ピンコネクタが使用されているのですが、現在では、Windows機と接続するケーブルとしてはシリアル-USB変換ケーブルではなくTTL-USB変換ケーブルを使用する方が便利ですので、それ用の6ピンコネクタを増設しました。これに伴ってシリアル変換ICも実装不要になりました。

右上の6ピンソケットが増設したコネクタです。


RS232C_R1.2



右上が増設したコネクタ


回路的にはただ単に8251からコネクタへ信号線を引き出しただけです。


RS232C回路図


使用したケーブルは以下のようなものです。ピン配置は1番ピンから順にGND, RTS, VCC, RXD, TXD, CTSになっていますが、VCCは接続しないのでピンを抜いてあります。


使用したTTL-USB変換ケーブル



2.768KB拡張RAMカード

2023年7月16日のブログ「FM77AV40用1024KB増設RAMカードの製作」https://flexonsbd.blogspot.com/2023/07/fm77av401024kbram.html

で紹介したものです。対象のFM77AV40では増設できるメモリの最大値は768KBなので最上位の256KBは使用されません。無視されるだけで問題は無いとは思いますが、何となく気持ち的にすっきりしないので、回路的に最上位の256KBを無効にできるように切り替えスイッチを増設しました。


512KB拡張RAM

ちなみにこの48ピンコネクタは、知人が32ピンのコネクタ2個からニコイチで作成されたものをいただいて使用していますが、全く不都合はなく使用できています。


768KB拡張RAM回路図


3.FT245高速通信カード

2023年10月23日のブログ「FT245通信カードの新基板の製作」https://flexonsbd.blogspot.com/2023/10/ft245.html

などで紹介したものです。オリジナルでは制御・データアドレスとして$FDFD,FEを使用しているのですが、このアドレスを他のカードが使用している可能性があるので$FD06,07に変更したものを作成しました。このアドレスはRS232Cカードが使用しているものなので、他のカードとバッティングすることはないと考えました。また、FT245カードとRS232Cカードは使用目的が同じなので同時使用することはないだろうと判断しました。


FT245_R3

74LS04を1個増設しただけでアドレスを変更できました。


FT245_R3回路図

以上、自作のカードを少しでも使い易くするためにちょっとした改良を行ったという紹介でした。


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