ケーブルを加工してフロッピィドライブの0と1の切替をスイッチで行えるようにしました
私が使用している3台の8ビットパソコンはドライブ0を全てGOTEKに変更してあり、便利に使用できているのですが、時にはフロッピィから起動したい場合もあります。
常用しているFM77AV40SXはどのドライブからでも起動できるので良いのですが、残りの2台(FM77AV1,FM-7)にはそういう機能はありません。
FM-7用のFDDはPC-98用のケースに収めており、前面パネルにあったスイッチをドライブNo切替用に利用できましたが、そのためにGOTEKやPC用FDDからケーブルを引き出す必要がありました。(GOTEKには直接ハンダ付けをしました)
FM-7用FDD |
しかし、FM77AV1の2Dドライブは基板上のスライドスイッチでドライブNoを切り替えるようになっており、ケーブルを引き出すのは容易ではありません。
そこで、ドライブ本体はそのままで、接続しているフラットケーブルを加工し、切替スイッチを追加することでドライブNoを変更できるようにしました。
下図がフラットケーブルの結線図です。
前提として、GOTEKがDRV0に、PC用FDDがDRV1に設定してありますので、GOTEKにはピン10にFDCからの10番か12番が、PC用FDDにはピン12に10番か12番が接続されることになります。(PC用FDDのピン10はN.C.ですので、結線されていてもいなくても無関係です。)
ケーブル結線図 |
実際のフラットケーブルとスイッチです。
有り合わせのものを利用したので、実際に装着してみたら長すぎました。。。
画像左側にFDCへのコネクタがあります。スイッチの下のコネクタがDRV0 用、右端のコネクタがDRV1 用です。
加工したフラットケーブル |
その加工部のアップ |
FM77AV1に装着した様子です。プッシュボタンはGOTEKの上に接着剤で固定しました。
プッシュボタンを押し込むとDRV0:GOTEK,DRV1:PC用FDDに設定され、ボタンを戻すとその逆になります。
FM77AV1に装着した様子 |
これで、ごくまれにあるフロッピィから起動させたい場合でも、77AVを分解しなくてもよくなりました。
ケーブルから2本の線を引き出して加工が難しいですが製作すれば便利な使い方が
返信削除出来そうです。中央の端子を左か右の端子に重ねる感じですか。その仕組みなら
引き出した線を小基板上に配線してジャンパ設定でもできそうな感触はあります。
互換機のFDDケーブルをよじれば「B」としても使える仕組みを知らない自分では
思いつきませんでした。
そうですね。最初は小さな基板を使おうと考えたりしていたのですが、結局基板上に直接スイッチを載せてしまいました。
返信削除画像のようなフラットケーブルでは線が細いので、リボンケーブルの方が線が太くて加工しやすいと思います。(写真を撮った後、引き出した線をホットボンドで固めて外れないようにしてから装着しました。)