FM-7用 CP/M-80 60K版の仮想ドライブ版(FT-245カード使用)です
先日、FM77用のZ80Hカード(韋駄天)を作った際に、それ用の60K版CP/Mを公開されているCP/Mのソースから構築しましたので、その経験を忘れないうちにと、半完成の状態で止まっていたFM-7用のCP/Mを60K版に変更し、さらにWindows上の仮想ドライブもアクセスできる形で仕上げました。
そしてFM-7とWindowsPCとの通信にも、以前使用していたRS-232Cカードではなく「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんが製作されたFT-245モジュールを使用した高速通信カードに変更しました。
CP/Mの起動画面です。起動メッセージにあるように、A:とB:が通常のFD、C:とD:がWindows上の仮想ドライブに設定してあります。
起動ドライブA:のディレクトリを表示後、ドライブD:にチェンジし、そこからドライブC:のディレクトリを表示しています。
CP/M起動画面 |
使用中の様子です。
右端のカードがCP/M-80カード、中央がWindowsとの通信用のFT-245カード、左端がFDCカードで、いずれも以前本ブログで報告した製作品です。
後方に見えているWindows上に仮想ドライブが構築されています。
動作中の様子 |
FT-245カードのアップです。以前使用していたRS-232Cカードよりも高速になったのが体感できました。
このカードの仕様上、FM-7 -> WindoowsPC は1バイトを1回で転送しますが、WindowsPC -> FM-7 は1バイトを2回に分けて転送しますので、以前紹介しましたCP/M用仮想ドライブ構築ソフト CpmDrvWin.exe にそれに対応するための変更を加えました。
高速FT-245カード |
Windows上の仮想ドライブ画面です。
ドライブ2と3上にFDイメージファイル(D88, D77, DSKファイル)をドラッグ&ドロップすると、それぞれCP/MのC:,D:として読み書きできます。同じドライブ中にいくつでもイメージファイルを置いて、切り替えてアクティブなイメージファイルを選択できます。
アクティブなドライブのディレクトリが表示されているボックスにWindows上のファイルをドラッグ&ドロップすることでイメージファイルにファイルを書き込むことができますので、Windows上でソースを作成してイメージファイルに放り込んで、CP/M上でアセンブルやビルドをするという形でプログラム開発ができます。
仮想ドライブの画面 |
0 件のコメント:
コメントを投稿