FM-7用の512KB RAMディスクカードを紹介します
【3月26日訂正】リンク先を変更しました。
これは「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんが所有されているRAMディスク「RD512」の動作を解析し、それと互換性のあるRAMディスクを作りたいということで新たに回路を考案し製作されたものです。
ここで紹介するのは、その回路資料をいただいて、それにバッテリバックアップ回路を追加してプリント基板を製作して完成させたものです。
完成したRAMディスクカードです。
RAMディスクカード |
回路図を示します。図中のR1(1MΩ)は実際には22KΩを実装しています。
具体的な使用法ですが、次の3つのバイナリソフトが用意されています。
回路図 |
動作風景です。
FM-7に装着 |
後方にはFT245カード |
具体的な使用法ですが、次の3つのバイナリソフトが用意されています。
・RAM512SR.DAT:Windows上のディスクイメージとRAMディスク間でのコピー
(FT245カードとWindows側ではFDIMG_RW77.EXE(Ver2.0)が必要です。)
・RD512_RW.DAT:ドライブ1とRAMディスク間でのコピー
(設定を変更することでドライブ0との間のコピーにも対応可能。)
・XRAMDK77.DAT:FM-7でRAMディスクとして使うためのドライバ
これらのバイナリソフトを直接使用するのは面倒なので、下画像のようなBASICのメニューソフトを使うと便利です。
まずDISK BASICをドライブ数に3を指定して起動します。
次にこのメニューソフトFM7RDSKをRUNします。
メニュー7をまず実行してRAMディスクがアクセスできるようにします。
これでメニュー8を実行するとドライブ2にセットされているRAMディスクの内容が表示されます。
メニュー1と2はドライブ1とRAMディスク間での丸ごとコピーです。
(FDDドライブの番号はメニュー6で変更できます。)
メニュー3と4はWindows上のイメージファイルとRAMディスク間での丸ごとコピーです。
Windows上の320KBのイメージファイルをおよそ1分20秒ほどでRAMディスクへコピーできます。
ただし、3と4を実行するにはFT245カード(上の画像の後方に見えています)が必要なので、50P拡張コネクタに32Pスロット拡張基板を接続して、その基板上にFT245カードを装着しています。
今回のドライバとユーティリティはFDDIMG_RW77.EXE(VER2.0)を含めて、下記の「RD-512DRV」の配下にあります。
【3月26日訂正 リンク先を下記に変更しました】
https://onedrive.live.com/?authkey=%21AAYw2tf9YTW2SLo&id=6357DCB7DCA88133%21284&cid=6357DCB7DCA88133
「思い付きハードでソフトに七転八倒」さんのブログに解説がありますが、質問がありましたらここに書き込んで下さいとのことです。
https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-date-202202.html
なお補足ですが、使用したSRAMは東芝のSOPタイプのSRAM TC554001AF-70Lを自作のDIP化変換基板に装着して使用しています。他に三菱のM5M5408BTPや日立のHM628512CLPでも動作することを確認しています。
また、リチウム電池2032を用いたバッテリバックアップはまだ長期間のテストが済んでいませんが、とりあえず、数日間はデータが保存されていることを確認してあります。
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