2022年9月26日月曜日

PC用の2DDドライブをFM-7等で使うためのアダプタの基板化

PC用の2DDドライブをFM-7等で使うためのアダプタを基板化してみました 

2019年10月26日の「FM-7でPC用のフロッピードライブを使う」で紹介しました、PC用の2DDドライブをFM-7等で使うための、FDDに直接装着するタイプのアダプタをプリント基板化しました。

簡単なものですのであえて基板化する必要もないのですが、他の基板を発注する際に、ついでにということで製作してみたものです。

製作したアダプタは下画像のようです。


アダプタのFDD側


アダプタのFDC側


回路は簡単すぎて、回路図を示すほどのものではありませんが、FDCからのドライブセレクト信号(0あるいは1)をピン12に入れる切り替えスイッチと、ダイオード1個によるReady信号生成回路からなっています。このダイオード1個によるReady信号生成回路は前回同様に、てきとーに。さんの「FM77AV20/40以降のFDD修理というか交換」中のダイオード1個による簡便な変換回路を使わせていただいています。感謝いたします。


FDD ADAPTER


FDDに直接装着して使用します。

FDDに装着した様子


そしてFDCからのケーブルと電源ケーブルを接続します。画像では、FM-7上の自作FDCカードと接続しています。この時、FDC右端のStep信号2倍化回路のスイッチをDouble側にセットしておきます。使用したFDDはTEACのFD-235HGです。
【注意】対応しているFDDには制限があります。構造上、34Pコネクタの上部に電源コネクタがあるMITSUMIのドライブにはそもそも装着できないので使用できません。これは、以前私がチェックした限りでは、このダイオード1個によるReady信号生成回路ではMITSUMIのD353やD359の中には動作しないものがあったために、対象外と考えたためです。確実に動作するのはTEACのFD-235HGやHFで、他にSONYのMPF920も動作確認をしています。これらについては、2019年12月31日の「FM-7でPC用のフロッピードライブを使う(その後の訂正・補足)」をご覧ください。

なお、FM-7ではStep信号2倍化回路が必要ですが、FM77AV20/40/40SX等のFDDが2DD仕様のものでは接続するだけでそのまま使用できます。私は手配線のものをFM77AV40SXで2019年以来使用していますが、特に不都合は生じていません。





ドライブ番号として0と1が選択できますので、2台までのFDDが制御できます。


FDDを2台制御できます

以上、手配線で使用していたものをプリント基板化してみたというだけの報告でした。

なお、画像のような基板が数多くできてしまいましたので、もしご希望の方がおられましたらお申し出くだされば、郵送料(84円)のみでお送りできます。


製作した基板

実際に製作するためには、34Pのピンヘッダ(オス)、34Pのピンソケット(メス)、通常の信号用ダイオード、3Pスライドスイッチが必要です。
また、本文中に書きましたように、対応していないドライブがあることをご承知おきください。


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