以前製作したアップスキャンコンバータのプリント基板を作成して作り直した結果、なんと3台も作ることになってしまいました
以前、2021年6月15日のブログ「アップスキャンコンバータの製作」で紹介しましたアップスキャンコンバータですが、FM-7に接続して2年ほど使用していました。機能面では特に問題はなかったのですが、ベース基板が手配線であることと切り替えボックスへの収め方にとりあえず感があるのが気にかかっていました。
そんな時に、入手しにくい12接点のロータリースイッチがヤフオクに出品されているのを見つけて、もう一台製作して今度はプリント基板を作成し、ちゃんとしたケースに収めようと考えました。
製作したプリント基板が下画像です。(ミスを重ねて3枚目でようやく完成しました。)
作成した基板 |
以前のものはこのようにとりあえずの手配線でした。
第一作の手配線基板 |
オリジナルの作者であるNibbles lab. HomePageのOh!石さんが「RGBI対応スキャンコンバータ」で使われたケースはタカチのMX型モバイルケースMX2-8-10というアルミケースのしっかりしたもので、私も真似をして同じMX2-8-10SGを使いました。
なお、元の製作記事は上記サイト中の「研究成果->完了プロジェクト->RGBI対応アップスキャンコンバータ」です。貴重な製作記事を公開していただきありがとうございます。また、FPGAカードはデザインウェーブマガジン2007年7月号の付録基板です。
ケースに収めた状態です。
上蓋と背面パネルを取り外した状態 |
分解した様子です。
組み立てた状態とケースから取り出した状態 |
前面・背面パネルです。
前面パネルと背面パネル |
前面パネルには8ピンDINの入力端子と切り替えスイッチを、背面パネルにはD-Sub 15ピンのVGAコネクタと5V電源入力を配置しました。
以上の画像からお分かりのように、1台製作するだけのつもりだったのに結果的に2台作ってしまいました。
プリント基板も2回作り直して3作目でようやく完成したのですが、1作目はFPGAカードのコネクタ一位置の実測間違いでカードが取り付けられず、2作目は電源入力の番号付けのミスで5VがそのままFPGAカードにかかってしまうという致命的なミスを犯してしまいました。
3作目でようやく完成した基板ですが、組み立てても動作しませんでした。
その理由ですが、FPGAカードのコンフィグROMに書き込もうとしてもROMやFPGAを認識しないのです。てっきり5V印加のせいでFPGAが破損したものと思い込んで、新たにFPGAカードを入手しました。しかし、やはりこれも認識しないので、困り果ててネット検索したところXilinxの書き込みソフトがそのままではWindows10に対応しておらず、ドライバを前のバージョンのものに差し替える必要があることが分かりました。2年前はWindows7を使用していたので正常に使えていたのでした。
なお、第一作ですがFPGAカードの上に取り付けてあった部品を裏側に回すことで、下画像のように、切り替えスイッチの中に収めることができました。
(とはいっても、タカチのケースに合わせた基板のサイズが長すぎたので、数mmほど削ることになりましたが。)
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