2024年1月13日土曜日

FT245高速通信カードを用いるファイル転送ソフトのCP/M版ができました

 これでようやく、F-BASIC版、FLEX9版、OS-9版、CP/M版の4種が揃いました。

最後のCP/M版ができたので、FM-7で動作する全てのDOS(?)用の版(F-BASIC版、FLEX9版、OS-9版、CP/M版)が揃ったことになります。


CP/M版の動作画面です。FM-7上の富士通版CP/M-80上で動作しています。


CP/M版slwinft

しかし残念ながら、メニュー3,4のディレクトリ表示は未実装です。BDS-Cで書いたのですが、標準関数のexec()などではビルトインコマンドのdirは動作しないのです。ということで、dirコマンドに相当するものを作成する必要がありますが、それには時間がかかりそうです。

また、現在のところ、FM77AV2に装着してあるZ80Hカード(IDATEN)上のCP/Mでは何故か正常に動作していません。(ソフトは正常に動作しているように見えるのですが、実際にはファイルが転送されないのです...)AV2でもF-BASIC版など他の版では正常に転送できていますので、ハードには問題はないと思うのですが、原因はまだ分かっていません。


蛇足ですが、純正のCP/M-80カードは大切に保管してあるので、普段は自作のカードを使用しています。


自作CP/M-80カード


完成度については、F-BASIC版>FLEX9版>OS-9版>CP/M版という感じで、特にCP/M版についてはBDS-Cを使うのは初めてということもあり、試行錯誤の連続でした。現在のところ、メニューの3,4は実行できませんし、動作速度もアセンブラで書いたF-BASIC版やFLEX9版より遅いようです。

しかし、今まではディスクイメージ全体を転送するソフトしかなく、2Dディスク一枚の転送に1分ほどの時間がかかっていたので、Windows上のエディタでプログラムソースを作成し、それを各DOSに転送してアセンブルやコンパイルするという手順の繰り返しが面倒でしたが、これらのファイル転送ソフトのおかげで大幅に時間が短縮できるようになりました。これらのソフトの開発中も、Windowsー>FM-7方向の転送部分をまず作成し、それを繰り返し使いながらソフト全体を仕上げていくことができました。(CP/Mに標準添付のエディタEDを流石に使う気にはなれないので、制作途中の手直しは全てWindows上のエディタで行うという開発スタイルです。)

完成度の低いOS-9版とCP/M版についてはこれからも改善していくことになると思いますが、とりあえず一段落したということにして作成した4種の版をまとめてOneDriveに上げておきます。CP/M版以外の版も細かい修正を重ねていますので、ここに上げたものが最新版となります。また、ディスクイメージ転送ソフトも含まれています。


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