2021年10月20日水曜日

秋月電子のP-ROMライターを復活させてみました

 今更ですが、秋月電子のP-ROMライターを復活させてみました。

部品を探していたら、秋月電子の古いROMライターが出てきたので動かしてみました。

かなり長い間使用していなかったせいか片面基板が反ってしまっていて、数か所の断線があり、その中には目視では分からないものもあったので修理には結構手間取りましたが、何とか動作させることができました。(やはり発熱の多い個所が傷みやすいようです。)


秋月電子 ROMライター


その裏面です。右上の配線は9ピンD-Subコネクタへの変更で、左側の配線はオプション基板のためのものです。左上の電源周りに三ヶ所の断線がありました。

その裏面


16Vの電源を接続して27C256に書き込みできることを確認しました。対象ROMは2764から27256までですが、書き込み電圧が21Vの2764や27128では25V程度の電源が必要なので書き込み確認はできませんでした。

2716や2732は対象外なのですが、それに書き込むための25V内蔵のアダプターを製作してありましたので、それを装着してみましたら無事に書き込むことができました。2716と2732の切り替えは右のプッシュスイッチで行います。


2716, 2732用のオプション基板



オプション基板の装着状態



オプション基板のアップ


使用したコントロールソフトですが、キットに付属していたMS-DOS版のものでは使いにくいのでWindows版のものを自作して使用していました(Visual C++ 2010で制作)。確かWindowsXPの頃に制作したものだと思いますので動作するか分かりませんでしたが、特に問題もなくWindows7でも10でも(どちらも64ビット版)動作しました。

せっかくですので他の自作ソフトと同様に、使用可能なCOMポートを検索して選択可能にすることと、ファイル選択をドラッグ&ドロップで行えるように改良してみました。


コントロールソフト AkiRomWriter.exe


このソフトを制作する際に参考にさせていただいた千々岩幸治さんの「秋月電子ROMライター制御用ソフトウェア」(この名称で検索すればヒットします)が今でもVectorで入手できますので、それを使用させていただけば良いのですが、自作すれば自分の使い易いように仕上げられるということで制作したものです。

今はメーカー製のROMライターを使用しているので特に出番は無いのですが、昔お世話になったものですので、動作する状態に復活させてみたという報告でした。


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