FM-7用のRTC&SDカード基板を製作してみました
【修正】OneDriveのリンク先が間違っていましたので、正しいリンク先に変更しました。
以前、6821PIAを用いてI2CでRTCを、SPIでSDカードを読み書きする試みを紹介しました。
「アセンブラでのPIAとRTCの間のI2C通信に成功しました(2018年10月27日)」
(https://flexonsbd.blogspot.com/2018/10/piartci2c.html)
(https://flexonsbd.blogspot.com/2018/10/piartci2c.html)
「SDカードを6809のアセンブラで読み書きしてみる(2022年6月12日)」
(https://flexonsbd.blogspot.com/2022/06/sd6809.html)
(https://flexonsbd.blogspot.com/2022/06/sd6809.html)
最終の目的は、FM-7にRTC(リアルタイムクロック)とSDカードを実装することなのですが、RTCはともかく、SDカードを実装するのはそれ程簡単ではありません。
しかし、あれこれ考えているだけでは進まないので、とりあえず基板を作成してみることにしました。
作成した基板です。
その回路図を示します。
基本的には以前紹介したものと同じで、68B21のAポートを使用してI2CでRTCを、Bポートを使用してSPIでSDカードを制御しています。なお、RTCは5V駆動ですので68B21と直結していますが、SDカードは3.3V駆動ですので、レベル変換モジュールを通しており、その3.3V電源はSDカードから供給しています。
使用しているRTC基板はDS3231チップを使用しているZS-042で、バッテリを充電しないようにパターンカットを施しています。またSDカード基板は画像のものの他に、以前秋月電子で販売されていた基板も使えるように両方のパターンを用意してあります。(下のマイコン用基板に装着されています。)
同時に、自作6809/6802ボードマイコン用の基板も製作しました。
この基板はFlex9の起動時に自動的に日付を読み込むために使用しています。
今回は、RTC部分についてのみ紹介します。
FM-7に装着した状態です。
実行中の様子です。
FM-7のF-BASIC V3.0用に制作したソフトは、RTCから読み出すRTC_RDと書き込むRTC_WRの2本です。
RTC_WRでは日付と時刻をF-BASICのワークエリアに直接書き込んでいますので、RTC_WRはV3.0専用です。
画像にありますように、書き込んだデータがPRINT文で表示できており、正しく設定されていることが確認できます。
参考までに、RTC_WRのリストを示します。
F-BASICの起動時にRTC_WRを実行して日付・時刻を設定することで、以降はF-BASICから日付・時刻を参照することができます。
以上でFM-7にRTCを搭載することができましたが、問題はSDカードです。
独自のフォーマットでSDカードにファイルを保存・読み出しをするのであれば、今回作成した基板でも可能かと思いますが、Windows PCと共通のフォーマット(FAT16/32)でと考えると、FM-7と6821の機械語だけでは無理があるようです。
ネット検索をしても、ほとんどがマイコン用に用意されているFATライブラリを使用しているようです。
しかし、困難かもしれませんが、マイコンを使用せずにやれるところまでやってみようと思います。
うまくファイルの読み書きができましたら紹介させていただきます。
(ネット検索をしても、FM系にSDカードを装着した記事が見当たらないようですが、私が見つけられないだけでしょうか? 見つかるのは80系ばかりのような。。。)
紹介しましたRTC用に制作した2本のソフト(RTC_WRとRTC_RD)のソースとバイナリをOneDriveに上げておきます。なお、これらのソースのアセンブリには以前紹介した自作のクロスアセンブラ6809AsmWin.exeを使用しています。
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